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【理事長ブログ#39】基礎学習からスタート…ある母親の体験談(6/7)

西日本新聞ポシェット平成26年5月16日掲載


青少年教育支援センターでの話を息子にすると「僕、センターに行くよ」と言ってくれました。その後、息子は私と一緒に相談しに行き、4回ほど面談を受けて安心したのでしょう。週に2~3回、センターに通えるようになりました。そして3カ月目には毎日通えるようになりました。心の中では、息子を励ましたいところですが、先生から「淡々とした言動で、感情を出さないように」との注意を受けていたのを思い出し、平静を装い子どもに接していきました。

息子は中学1年の基礎学習から始めて、すぐに「僕、分かるようになったよ」と笑顔も多くなりました。自由参加の体験活動へも積極的に出向くようになりました。そのときの話を聞くことが私たちにとって楽しいひとときになっていきました。

このころになると暗いトンネルからやっと抜け出すことができてきたのだと実感したものです。そして同時期に息子は

「家にいてもいいんだ、と思えるようになったよ」

とぽつりと口にしました。息子は学校に行けないで親に迷惑を掛けていると思っていたこと、親の意に沿っていないと感じていたことなど、全てを悲観的に考え、自分の存在を自分で認められないほど悩み苦しんでいたのだと気づきました。私はすぐに

「あなたは私の宝物だからね」

と答えました。すると

「お母さんも変わってくれたし、お父さんにも話せるようになったから」

と言うのです。私は

「強制したり、強い命令口調になったりしたこと、本当にごめんね。ずっと前から後悔していたのよ」

 

と言って、息子の手を取り泣いてしまいました。

NPO法人青少年教育支援センター

理事長  古賀 勝彦