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【理事長ブログ#17】問題の解決法を学習せず成長…高校1年のB君の場合(6/7)

西日本新聞ポシェット平成28年4月1日掲載


B君の場合、しつけが大変厳しく、幼少のころから父に怒鳴られ、親の価値観を強く押し付けられたようでした。一方で、親の要求に応え、親から褒めてもらおうと、B君は一生懸命努力する中、次第に親の顔色をうかがい、父の承諾なくしては物事を進めることができなくなってしまったのです。

つまり、日々起こる問題に対して、解決法を見つける練習ができないままに、自分の中に問題をため込んで、ストレスが大きくなっていったのです。そして親の要求に応えることができなくなってくると、親の言動に嫌悪を感じ、敵に近い状態として捉えるようになります。同時に自己否定もあり、憂鬱になってきました。

このころになると全てを批判的に捉え、不安に押しつぶされそうな状態に入ります。自分の親からも認めてもらえない不満と、親の要求に応えられない力不足の自分に対して劣等感にさいなまれ、疲れやすく、精神的に不安になるのです。

B君は当初は周りに気を使い過ぎて疲れてしまうことから、人と接することを避けて1人でいることが多かったのですが、当センターの「相手を認める」という空気に慣れながら元気になっていきました。もちろん両親にも家庭での空気を少しずつ変えていっていただきました。

NPO法人青少年教育支援センター

理事長  古賀 勝彦