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【理事長ブログ#16】父親に褒められたことがない…高校1年のB君の場合(5/7)

西日本新聞ポシェット平成28年3月18日掲載


B君は時々、心の内を話すようになりました。父親が大変厳しくて、小学4年生の時、半ば強制的にサッカークラブに入れられ、塾との両立ができず辞めたいと申し出ても許してもらえなかったこと。試合の応援に来てくれても、「負けて悔しくないのか」と失敗をいろいろ並べては怒られたこと…。今までに一度も褒められたことがなかったと話してくれました。

そういえば、最初の面談の際に、

「子どもは父親の仕事の苦労を分かろうともしていない」

と言われ、

「家族を持たれた以上、家族のために仕事をするのは親の務めで、自分が生きていくためにやっていることでしょう」

と話したことを思い出しました。

中学生になり、友達の家に遊びに行ったとき、友達が親と楽しく普通に会話をし、和んだ空気や笑い声があることに驚いたと同時に、自分の家庭との違いにショックを受けたそうです。「親元を離れたい」一心で私立高校合格を目指して勉強を頑張ったと。しかし、高校生活を送る中で、彼は周りの皆が全て敵であるように感じるようになり、対抗心ばかりが心を支配していったようです。寮でも、友人との間に「譲る」という気持ちが生まれずに、もめごとにもなったということでした。「センターにいると気持ちが落ち着きます。心を許せる友達もできました」と笑みを見せてくれました。

NPO法人青少年教育支援センター

理事長  古賀 勝彦