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【理事長ブログ#14】高卒認定取得を目指し多様な価値観に気付く…高校1年のB君の場合(3/7)

西日本新聞ポシェット平成28年2月5日掲載


B君は不安そうな顔で、

「今からでも大学に行けますか」

と話しだしました。

「将来の不安は分かるけど、今は高校卒業をどうするかだね」

と二つの方法を提案しました。一つは高校を再受験し1年生から始めること、もう一つは文部科学省が実施する高等学校卒業程度認定試験を受験し、合格した後に大学受験の準備に入るという選択肢です。

「友達と2年遅れているので高校1年生からやり直すには抵抗があります。高卒認定取得を目指します」

と彼は答えました。

中学の基礎学力もしっかりしているので、

「君にピッタリの制度だよね」

と言うと、

「お願いします」

と頭を下げてくれました。

その後、当センター内の高卒認定コースで、高校1年生の英語、数学などをこなし、年に2回、8月と11月に行われる試験で4教科ずつ合格し、修了しました。

「先生、1年取り戻せた」

と笑顔の報告がありました。

ある時、「体験したことがない経験をさせてもらって毎日が楽しくなってきました」と話すのです。かつては友達との間に気を許せないライバル意識があったようですが、今は気を使わずに話しても、受け入れてくれる友達がいること、そしてさまざまな考え方や多様な価値観があることに気付かされたそうです。彼の心にバランスという機能が生まれ始めたことが分かりうれしくなりました。

NPO法人青少年教育支援センター

理事長  古賀 勝彦