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【理事長ブログ#13】感情のぶつけ合いが苦手…高校1年のB君の場合(2/7)

西日本新聞ポシェット平成28年1月22日掲載


親の愛情の下で大切に育てられたB君は、優秀でこれというつまずきもなく、周りからも「良い子」という評判でした。しかし、こういう子どもは「負ける」ことや「分け合う」ことを知らず、自分中心に物事を捉え行動しがち。子どものころによくある周りとの感情のぶつけ合いに弱く、その場で自分を表現できずに心の中に抱え込んでしまいます。相手を傷つけたくないし、自分も傷つきたくないので、黙ってその場をしのぐのです。

「良い子」を演じてきた子どもは、友人間のトラブルを乗り越える力が弱いように感じられます。B君のようなタイプは、年上で優しく包容力のある人を信頼し、頼りにしますから、両親か担任の先生、もしくはその他の近しい人が信頼関係をつくることが一番です。

そこで、両親にお子さんとの信頼関係を築くプログラムを提案しました。まず、家庭での言葉の使い方を変えることで、明るくりんとした親子関係を取り戻すことを目指しました。7カ月を過ぎるころには、時々、朝食や夕食を一緒に食べるようになり、親に対しても笑顔を見せるようになったのです。

暴力もなくなり、家族間の会話も安定してきました。それと同時に将来の不安や、友人に比べて自分が遅れていることを口に出すようになり、B君は両親と共に当センターに顔を出してくれました。

NPO法人青少年教育支援センター

理事長  古賀 勝彦