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【理事長ブログ#11】本人に合った居場所が必要…中学2年A君の場合(8/8)

中学2年のA君の場合8

西日本新聞ポシェット平成27年12月18日掲載


A君は、ストレス性障害で小学6年生から学校へ行けなくなり、中学2年生から、青少年教育支援センター内のフリースクールに通っていました。体に痛みを感じながら毎日出席するのですが、他の人との交わりはなく、首の痛みを訴えては私がもみほぐしてやりながら、ゆっくりと一緒に歩き始めました。高校入試を迎えたときは、飛び立つのには早過ぎると思いましたし、彼も強い不安を抱いていましたが、結局、周囲にほだされて受験し、合格したのです。

しかし、入学して1カ月ほどで再び学校に行けなくなりました。その後、「やっぱ、学校という所は俺には合わんやん」と言って、センター内の通信制高校に転校することになりました。すると、水を得た魚のように元気になり、本来の彼に戻っていきました。

人間には本人に合った居場所が必要なのです。特に小中学生や高校生ごろまでの成長過程でストレスを強く感じ、累積するような場所では、成長ができなくなります。心に余裕と生きていく自信が持て、元気になることができる居場所が必要であることを再確認させられました。

何も問題なくスムーズに年齢相当の成長をする子どもたちもいますが、同年代の子と同じ成長を示さない子どももいることを大人は知っておく必要があります。しかし、そのような子どもたちも時間をかけ、ゆっくりとその子に合わせて一緒に歩いてくれる指導者と、居ていい場所があれば、必ず一人前、またそれ以上になれることは間違いないと確信しています。現在、A君は目標の国立大学に合格して、大学生活を楽しんでいます。

NPO法人青少年教育支援センター

理事長  古賀 勝彦