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【理事長ブログ#9】友人づくりが苦手…中学2年A君の場合(6/8)

中学2年のA君の場合6

西日本新聞ポシェット平成27年11月6日掲載


A君は当フリースクールで中学2・3年生の基礎学習を進め、英検も3級に合格しました。しかし、彼は友人づくりが苦手らしく、「大勢の人の中にいると、自分が自分でなくなるとやん。気ばっかり使うけん」と私に訴えるのです。そのたびに

「君は君、そのままでいいとよ。誰でも顔が違うように性格も違うから、君は君の素晴らしい特性があるのだから」。

そして

「無理に友達をつくろうとしなくてもいいんだよ。それより自分がしたいことをしようよ。必ず君がしたいことと同じことをしたい友人が現れるから」

と話していたのです。

それでも「僕は同年代と話が合わないからどうすればいいと?」と悩みを訴えていましたが、やがて彼に後輩の友人ができたのです。2人は時間がたつにつれ親しくなり、互いを認め、信頼できる仲になったようでした。あるとき

「先生、僕にも友達ができたよ。先生が言っていたように、無理につくろうと思わんでも、いつの間にかできたとよ。B君も大学を目指すし」

A君は当初から、学校の先生になりたい希望を持っていたので、同じ目標を持っていることで、B君を身近に感じたようです。

その後も当フリースクールで毎日落ち着いて学習を続け、ネット学習にも取り組み、成果も現れだしました。活動支援(調理実習・農業体験・登山・パソコン教室など)にも積極的に参加し、主観的な主張を自分なりに表現できるようになっていきました。しかし、高校入試が近づくにつれ、「僕は学校が合わないから。やっぱり高校という学校へ行かなければいかんとやろうか」と言い出したのです。

NPO法人青少年教育支援センター

理事長  古賀 勝彦