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【理事長ブログ#8】英語の音読からのスタート…中学2年A君の場合(5/8)

中学2年のA君の場合5

西日本新聞ポシェット平成27年10月2日掲載


中学1年の基礎学習から始めたものの、A君は、英語については知識がほとんどなく、「英語は好かんもん」と言って、関心を全く示しませんでした。そこで、久留米フリースクールの学習法を、彼が理解し、自分の頭の中で組み立てることができるまで何度も繰り返し話しました。

「日本語でも同じことが言えるけれど、もし英語を読めないのならば意味も理解もできないし、語彙も豊かにならないよね。まず英語を読めるようにしようね」と。

そして、学習計画を話し合って立て、毎日の音読から始めていくことに決めたのです。

毎日音読を続け、彼も飽きたのでしょう。2週間ほど過ぎたころ、彼は

「先生、こげんことしていて何になると」

と言って、音読をやめようとしたのです。

私は彼に再び以前と同じようにゆっくりと継続の必要性を話しました。そして、

「英語の発音がよくなったね」 と言うと、

「ほんと?」

とうれしさではじけるような笑顔になったのです。

「本当だよ」

と褒めると、

「じゃあ、続ける」

と言って再びやるようになりました。その後、発音が格段に良くなり、その後、ネーティブに近い発音に。本人も得意気に音読チェックを受け、音読が上手になると、和訳もスムーズにできるようになりました。

 3カ月も過ぎたころでしょうか。A君の口からこんな言葉が出ました。

「やり直すことが本当にできるだろうかと疑問だったけれど、先生の言うとおり、何回も何回も同じことを毎日繰り返し続けていけば、僕なんかでもできるようになることが分かったよ」

と。彼がまた一歩歩みを進めた瞬間です。

NPO法人青少年教育支援センター

理事長  古賀 勝彦