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【理事長ブログ#7】新聞の記事やコラムが役立つ…中学2年A君の場合(4/8)

中学2年のA君の場合4

西日本新聞ポシェット平成27年9月18日掲載


久留米フリースクールに所属したA君は、皆と一緒という安心感の中で次第に元気を取り戻していきました。しかし、一方で、自分が他の人から認めてもらえていなかったという経験から時々不安定になったり、多少の思い違いから友人とトラブルになることもありました。そのたびに無口になっては、相談に来て自分の思いを感情的に吐き出したものです。友人たちと接する時間が長くなるにつれ、落ち着いてきたと思っていた矢先、

「先輩たちと話をしても、内容が全然わからんと」

と、突然言い出しました。

よく話を聞いてみると、社会問題が話題となり、質問されたけど理解できなくて、「僕分からん」と返事をしたものの、話に参加している友達を見て大変ショックを受けている様子でした。

中学1年生の基礎学習をする中、文章に対する理解力が足りないことは分かっていたので、早速フリースクールで、新聞のコラムや記事をノートの半ページに貼り、残りの半ページに読解した感想や意見を書くことを毎日実行しました。最初は1~2行の文章でしたが、4ヵ月を過ぎるころには自分の思いや考えを15~20行で表現できるようになりました。

すると

「他の人が何を考えているのか、どのように考えているのか、思いや考え、そして行動していることが少し分かってきた」

と話してくれました。

そして

「先生が言っておられた、

『情報をたくさん自分の中に入れて組み立てること』

は、友達と話すときにも使えるね」

と言うのです。

大変うれしくなり、

「よく分かってきたね」

と一緒に喜びました。

NPO法人青少年教育支援センター

理事長  古賀 勝彦