久留米・福岡・筑後で不登校・引きこもりの無料相談・カウンセリング:久留米フリースクールの青少年教育支援センター

トップ  > 理事長ブログ  > 【理事長ブログ#5】「先生、取り戻せるよね」中学2年A君の場合(2/8)

【理事長ブログ#5】「先生、取り戻せるよね」中学2年A君の場合(2/8)

中学2年A君の場合2

西日本新聞ポシェット平成27年8月21日掲載


「勉強を全くやっていないので、今の学力では入試に間に合わない」

と一人で悩む中学2年のA君。

そこで、人間一人でできることは限られていることや、必要なことを組み立てて継続していくことで取り戻しが効くこと、そして経験を重ねてきた人の知恵を借り、一緒に歩いてくれる人がいれば、目的近くまで到達できる可能性が高いことなどをゆっくりと伝えました。

特に高校に合格するためには、これからどんな勉強をしたらいいかということを、時間をかけて話し合いました。その結果、当センターの久留米フリースクールで中学校1年の基礎からゆっくりと始めることにしたのです。

翌日、彼の両親へ電話をしました。私と話した内容はすでに伝わっていると思っていたのですが、両親には何も話さず、彼は部屋にこもっていました。以前にもこのような経験をしていたので、驚くことはありませんでしたが、数日後、彼に電話を入れました。数日後、彼に電話を入れました。すると

「先生と話した日から悩んでいます。自分がどのようにすれば、勉強が続けられるか考えています」

と彼は明るい声で答えました。

そして彼は

「先生、取り戻せるよね」

と問い掛けてきたのです。

「もちろん。毎日少しずつ一緒にゆっくり歩いてやっていこう」

と私。

「先生が取り戻しの心として言った『今に見ていろ』を目標に、やれるところからやり直すから」

その彼の言葉から「人並みになりたい、できたら人並み以上になりたい」という心をまだ失わず、心が元気であることが分かり、ほっとしました。

NPO法人青少年教育支援センター

理事長 古賀 勝彦