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【理事長ブログ#4】「生きとるのがつらか」中学2年A君の場合(1/8)

中学2年のA君の場合(1)

西日本新聞ポシェット平成27年7月3日掲載


「先生、生きとるのがつらか」

「昨日、全然眠られんかった」

と早朝に電話。

「大丈夫ね」

と私。

「先生、俺どうしたらいいとね」

「死んだ方がいいとやろか。生きとる意味がなかごたる」

と言うのです。

半年ほど前から時々、母親と一緒に相談に来ていた中学2年の男の子です。中学1年の2学期から学校に行けなくなり、週2日ほど特別室に通っていました。2週間前に面談で母親から高校入試について相談を受けていたのですが、そのときは「まずは子どもさんの心と体が元気になることが一番。高校入試のことは考えないでください」と話し、子どもとの信頼の作り方を教えていたのです。

「何が一体君をつらくしているの・・・。今日9時ごろにでもセンターにおいでよ。待っているよ」と言って電話を切りました。朝9時半ごろにセンターに顔を出した彼は疲れた様子で「親が好かんとやん」と切り出しました。話しを聞くと、親御さんが「高校ぐらいは卒業しておかないと将来はない」と言っているとのこと。それに対し「就職して働くもん」と答え、親から激しく怒られて、居場所がなくなり、電話をしてきたのでした。

彼は本当は皆と同じように高校に行きたいと思っていること、今中学校へ行けなくて恥ずかしい思いをしているけれど行けないことを打ち明けてくれました。1年以上ゲームをしたり、漫画本を読んだりして、勉強を全くやっていないので、今の学力では入試に合格しないという不安が頭にのしかかっていたのです。彼は目の前の大きな問題を抱えて、乗り越えるすべが分からずに一人悩んでいるのでした。

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理事長 古賀  勝彦