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【理事長ブログ#54】卒業生の社会人から電話が…子ども支える人材を

西日本新聞ポシェット平成27年6月5日掲載


先日、電話があり「もしもし、○○ですが、覚えておられますか」と男性の声。昔の教え子の顔を思い出しながら記憶をたどるものの、頭の中の記憶回路が混線。思い出すまで数分が過ぎていました。しかし、彼の顔が記憶の隅からよみがえったときは「○○君だよね」「懐かしいね」「元気ですか」と連発していました。彼は数日前に父の一周忌で帰郷していたのです。電話があった翌日、お母さまと一緒に訪ねて来てくれました。

彼は大学卒業後、東京の会社に入り、今では1歳になる女の子の父親として頑張っていました。1時間ほど談笑する中で

「先生と会っていなかったら、今の自分ではなかった」

「これからも子どもたちを助けてください」

と目頭を赤くして言うのです。

「エネルギーがいる仕事。いつまで続けられるかな」

と言うと、彼とお母さまは真剣な顔で

「絶対必要な場所です。人一人の人生が懸かっています」

と。大いに励まされました。同時に、いま一度ギアを入れ替えて頑張らねばと反省させられました。

思い起こせば12年前に「不登校の子どもとその親御さんのために支援しよう」と心に決め、青少年教育支援センターをスタートさせました。

子どもたちがいろいろな原因で学校へ行けなくなっても、いつでもやり直しができる場所が絶対に必要であること、そして子どもたちが生きてきて良かったと思えるために支えることができる人材が絶対に必要であることを、卒業生と親御さんの様子から再確認し、勇気づけられた思いです。このような子どもたちの居場所であり、成長できる「学校でない学校」をつくることを目標に、今資金集めをしています。

NPO法人青少年教育支援センター

理事長  古賀 勝彦