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【理事長ブログ#49】自分の気持ちを表すのが苦手…フリースクールが居場所に

西日本新聞ポシェット平成25年10月4日掲載


「先生、お元気ですか。娘は高校へ毎日休まずに通っています」

と訪問されたお母さん。相談に来られた時と違い、その笑顔から親子や家族関係が上手くいっていることがうかがえました。

この子どもさんは中学1年生の2学期の半ばから学校へ行けなくなりました。夜、父親が「明日は(学校)どうする?」と聞くと、「行くよ」と答えるけれど、朝になると腹痛を訴えたり、下痢や吐き気を催すようになりました。原因ははっきりしませんでした。

その後、子どもさんも一緒に相談に来られ、話を聞いたところ、彼女は自分の気持ちや欲求を表すことが苦手であること、そして自分を出せずに周りに合わせていたことを話してくれました。周りの人を気にしながら生きていくことが、良いと考え、そうすべきだと思い込んで自分を演じてきたのです。

その後、何度も相談を重ねていくうちに、ゆっくりと自分を取り戻し、中学2年生から当センターのフリースクールに通えるようになりました。最初の頃は人目を避け、1人で昼食を食べていました。徐々にセンターの空気に溶け込み、友人もでき、自己主張もするようになりました。笑顔が出るようになった頃から、中学1年生の基礎学習に取り組み、ほぼ2年間当センターのフリースクールで学び遊び挑戦し、成長していきました。

現在、高校生として、学業やクラブ活動に精を出しているようです。このような報告を受けるたびに、子どもたちの居場所になっていることが実感でき、感無量です。

NPO法人青少年教育支援センター

理事長  古賀 勝彦