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【理事長ブログ#35】何がいけなかったか―…ある母親の体験談(2/7)

西日本新聞ポシェット平成26年3月7日掲載


翌朝、食事の準備ができたのに、息子は起きてきません。「不登校にしてなるものか」と、子どもの部屋へ行き、大声で「起きなさい。学校に遅れるよ。勉強もわからんようになるよ」と強い口調で言っても、彼は布団をかぶり動かなくなりました。仕方なく学校へ「体調不良で休ませます」と電話を入れました。しかし、以後、何も手につかず、「なぜ・・・」「私の育て方が悪かったのでは・・・」という思いしかありませんでした。何の不自由もないように気を配り、愛情を持って接してきたのに、何がいけなかったのか。

以前、夫婦の不仲は子どもに悪影響があると、聞いたことを思い出しました。しかし、わが家は、そんなに不仲ではありません。多分、学校で何かあったのでは、と思い巡らせたりもしました。その他にも、彼の怠けが原因ではないだろうか、あるいは母として甘やかしてきたのではないか、とも考えました。このまま不登校になれば、近所の人や世間から変に見られるし、思われる。祖父母や夫に対しても申し訳ないとの思いが込み上げてくるのです。

夫が帰宅したら子どもと話し合ってもらおうと決め、家事に取り掛かりました。昼食時になっても起きてこないので食事をテーブルの上に置き、買い物へ出掛けました。帰宅するとテーブルの上は片付けられ、食事をしたことが分かりほっとしたのです。

帰宅した夫は、子どもと一緒に食事をした後、「どうしたのか。なぜ学校へ行かないのか」と問いただすのですが、子どもは何も言わず自分の部屋に引き込みました

NPO法人青少年教育支援センター

理事長  古賀 勝彦