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【理事長ブログ#32】相手の人格認め話す…ある父親の体験(4/5)

西日本新聞ポシェット平成27年5月1日掲載


私の父は私が子どもだったころ、私には何もしゃべってくれませんでした。兄弟げんかのときに大声で怒られた記憶はありますが、一緒に遊んでもらったことがなかったのです。そのような私が妻に促され「子と親・花花の会」に相談に通うようになり、「全ては息子のため」と家庭内のことを洗いざらい話しました。

すると素直に先生の言葉に耳を傾けることができている自分がいました。そして今まで家族に私の思いを感情的な口調でぶつけ、相手の人格を認めずに否定したような言葉遣いをしていたことに気付かされました。私の心の底には、父親として一生懸命働いているのに「おまえは何をしているのか」という心が働くのでした。自分の家族だから、自分が築いてきた家族だから、何を言ってもよいとは思ってはいないのですが、ついきつい言葉が口から出てしまうのです。

息子が不登校になる前から、そして不登校気味になったときに随分と息子や妻の人格を無視した言葉を投げ続け、その後、短期間に積み木が崩れるように家族が崩壊していったのです。

面接を重ねるうちに、言葉を発する前に少し間を置いて考えて話すようになりました。そうすると家族間の空気が以前よりずっと優しく、明るくなったと感じるようになっていきました。もちろん、実践するには随分と努力しました。「人間同士が支え合うということは、こういうことか」と実感できるようになりました。

「支える」とは、思っているだけでは伝わらず、相手の人格を認めた言葉を使うことを実践していくことで、「人」として良い関係ができることがよく分かりました。

NPO法人青少年教育支援センター

理事長  古賀 勝彦