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【理事長ブログ#30】プライド失う抵抗感…ある父親の体験(2/5)

西日本新聞ポシェット平成27年3月20日掲載


半年を過ぎたころ、

「不登校、中退者に無料相談支援を行っていると聞いた『子と親・花花の会』があるらしいので相談に行っている」

と妻が言いました。何回か相談に行った後、

「一緒に」

と誘うのです。しかし、自分の家のことをさらけ出すことは恥ずかしく、男としてのプライドを失うようで抵抗感がありました。

「時間がないから行けない」

と言うと、妻は私の心中を察したのか、

「あなたのプライドなどどうでもいいではないですか。父親としての自分を守って何になるの。考えなければならないのは子どものことでしょう」

と強く迫るのです。しかし、

「専門家の意見を聞いて何になるのか」

と思い、足を運びませんでした。

そんな中、長男の不登校が原因で、家中が暗くなり、妻と母、そして私の関係は悪化し、家族全員がとげとげしくなっていくのです。「不登校の子ども一人のために何で…」―。こんな苦しい思いをしている家族が多いことも身につまされました。

継続して相談に行く中、妻の私に対する言葉遣いが少しずつ優しくなり、家の中のとげとげしさも薄らいでいることを感じました。しかし、私は子どもの態度に我慢ができなくなり、自分の感情をぶつけることも。すると、嫌悪な空気に逆戻りし、妻とも口論になりました。こんなことを繰り返すうちに、私自身、孤独を感じるようになっていきました。私が話し掛けても息子は返事もしません。このままではいけないと思うのですが、何をどのようにしていいのか全く分からない状態が続きました。ただ以前と違った、妻の優しい言葉遣いだけが救いでした。

NPO法人青少年教育支援センター

理事長  古賀 勝彦