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【子育てブログ#5】不登校。。。不登校?

【不登校】とは、学校に登校していない状態のことである。登校拒否(とうこうきょひ)とも称される。日本における「不登校」の語については、研究者、専門家、教育関係者らの間に全国的に統一した定義がなくきわめて多義的である。(引用wikipedia(不登校)”

と記されています。一方、大辞林には、

“児童・生徒が学校に行かない状態。何らかの理由で積極的に登校しないことを選択する場合もあるが、心理的抵抗感から登校しない場合が多い。登校拒否。”

有料の大辞林には、「積極的に登校しないことを選択する場合もある」と書いてあり、選択肢の1つとも取れる表現も含めているところにおいては理解ある人が編さんしたのかな。

さて、ここでお話ししたかったことは、学校と言われる場所には「積極的に登校しないことを選択」しているのだが、「積極的に別の場所に通う選択」をする児童・生徒もいるということ。つまり、『別場登校』とでも呼ぶべき?状態もあるということなのです。「不登校」と言う表現は「今の児童・生徒たちの状態を正しく表す言葉ではない」と思っています

久留米フリースクール(小・中学生対象)や、通信制高校:明誠高校久留米SHIP、高卒認定コースである久留米中央高等学院には、積極的に『別場登校』している生徒たち、していた生徒たち(通信制高校在学中など)がいます。「何らかの学びの場」に継続的に通っている児童・生徒たちは、立派に学校ではない所で登校のような状態なのだから、ある意味においては不登校ではないと思っています。

『別場登校』選択は、間違っているのでしょうか?中学の頃はフリースクール通っていた生徒たちは、今は全日制の私立高校に元気に通っています。勉強を頑張っている子、部活を頑張っている子、それぞれが『自分らしく』高校生活をしているのです。時々、学校帰りにフリースクールに遊びに来てくれます。冗談で彼らに話すのですが、「もう来ないでよ!『御校の生徒がうちのフリースクールに入り浸って困っています』って高校に言うからね!」なんて(笑)。

中学校には行かなかったので、「不登校」でした。でもフリースクールに毎日来ていたので「別場登校」でした。フリースクールで出会った別の遠方の中学の友人と楽しく高校生活しています。つまり、少なくとも『別場登校』選択は、彼らにとっては間違いではなかったのだと思います。

卒業生と卓球

ボランティアに来ている卒業生と卓球

わいわい言いながらピアノ弾いたり、卓球したり、絵を描いたり、勉強したりしている『別場登校』をしている子がいました。毎日フリースクールに来るようになって2ヶ月、「学校に行ってみようかな」と言い始め、学校復帰していきました。その子にとっても『別場登校』選択は間違いではなく、心を整える必要な時間だったのだと思っています。

「不登校」に悩む児童・生徒、そして、その保護者の方には「学校ではない所で登校状態」という選択もあることを知って欲しいし、苦痛や不安に耐えた忘れてしまいたい過去の日々ではなく、楽しく前向きに過ごした思い出となる過ごし方を選んで欲しい。

「友人たちと過ごした普通の学校生活の思い出を。。。」とよく相談に来られた保護者の方は言われます。「友人たちと過ごした『楽しい思い出』がいいですよね」と伝えています。そんな今日この頃です。

NPO法人青少年教育支援センター

理事・カウンセラー  中島 靖博